埴輪 力士
神奈川県厚木市 登山1号墳出土 古墳時代・6世紀
神奈川・厚木市教育委員会蔵(あつぎ郷土博物館保管)
坊主頭で頬は赤く、耳飾りを付けた男性です。まわしをしめており、おそらく力士でしょう。手を上げて四股を踏むポーズなのかもしれません。『日本書紀』によれば、初めて相撲をとったのは古墳時代の豪族である土師氏の祖先で埴輪の考案者でもある野見宿禰だとされています。当時、力士は邪気を払う重要な役割を持っていました。